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2005-07-21 13:28 | カテゴリ:本(主に小説とまんが)
ってタイトルはにも使った気が(汗)
とにもかくにも、司馬遼太郎「関ヶ原(上・中・下)」読了しました。
4月に関ヶ原に行ったのをきっかけに購入して以来、他の本に浮気をしたり娘に邪魔されたりで中々読み進まず、今日にまで至ってしまいました。

主人公の石田三成だけでなく、あの合戦にかかわった多くの武将の挿話が随所にちりばめられ、当時の情勢を俯瞰できたところが面白かったです。
ですので、文庫本3冊の長編ですが、さほど長く感じられませんでした。

長年の辛苦を乗り越えてついに天下取りに挑む徳川家康。
誰もが「利」によって動く時代に、あえて「義」によって動いた石田三成。
秀吉に世話になった多くの人物が(謀略もあるけれど)家康側に転んでいく中で、秀吉の恩顧を忘れずに豊臣家再興のために奔走する三成が悲壮で、思わず応援したくなってしまいます。
そんな三成を応援するべく立ち上がった大谷吉継もめちゃくちゃ素敵!こういうのを「義を見て為さざるは勇なきなり」というのねー。

家康は家康で、天下を着実に手中に収めるために政戦両略を尽くす経緯は非常に息を呑む思いがしました。
実際の関ヶ原の合戦でキーパーソンとなっ(てしまっ)た小早川秀秋をはじめ、宇喜多秀家、北政所、淀君などの豊臣家サイドの人物は、「豊臣家の人々」という作品で個別にクローズアップされていますので、こちらもオススメです。