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2006-11-12 06:11 | カテゴリ:舞台ネタ
ジャンル:学問・文化・芸術 テーマ:ミュージカル
はじめに
ネタバレ?あり。まだご覧になっていない方は、ご注意ください。
・涼風真世さんファンなので目が曇っております(笑)
・頭の整理をかねて、印象や思ったことなど書いてみます。

第一印象:わけわからん。

登場人物たちがてんでんばらばらに行動したまま終わっちゃって、わけわからんうちに終わってしまった。唖然。
マルグリットとアントワネットが全然対比されてないから、アントワネットが処刑されても何の感動もない。歌い上げてそこで終わっちゃっていいのかよ?みたいな後味の悪さが残りました。

アントワネットは、革命前は世の中の不平等への不満の象徴として憎まれて、革命後は反革命の象徴として憎まれるけれど、彼女が処刑されたところですべて解決にはならないんだよねー。
あそこまで生々しく処刑シーンを描くあたり、むしろ暴走した革命の一通過点で、これからさらに起こるであろう凄惨な事件の数々を予感させるシーンだと思いますわん。

パンフのどこかに書いてあったような気がするけれど、結局フランス革命って、カリオストロの錬金術のようなものだったといいたいんだろうか。
「自由・平等・友愛」という「黄金」を作るために多くの人々の犠牲を材料にした実験というか。
理想を掲げつつも、結局は凄惨な事件ばかり起こしてしまったフランス革命ですが、その試行錯誤のさまを、単なるカリオストロの実験として片付けてしまうのはちょっとツライなあ・・・

以下も思いつくまま。備忘録っぽい。

◆マルグリットは何をしたかったの?
これはマルグリットだけでなくカリオストロとかにも言えるんですが。

アントワネットをなぜそこまでして憎むのかという説得力に欠けたような気がする。シャンパンぶっかけとか兎のおばさんの件じゃあ、どうもいまひとつ。
憎んでいる割には彼女をかばったりしてるので、結局マルグリットはアントワネットをどうしたかったのかと。

父親がアントワネットと同じかもしれない設定が後になって生きるのかと思ったら何もなかった。残念。ラ・セーヌの星へのオマージュですか?

◆時系列めちゃくちゃなんですが。
1779年って、もうアントワネットは王妃なのに妃殿下とか呼ばれてるし。ほかにも色々あったけど忘れた(笑)

◆装置の趣味悪すぎ
どーでもいいところで電飾とかMAの紋章びかびか光らすのやめてー。
アントワネットが上向きに処刑ってどうなのよ。
ここはヅカの処刑場に向かうシーンが秀逸だ。

◆役者の無駄使い(笑)
他作品で主役を張れるいい役者さんたちが、すごいどうでもいい役やってるー。(そう見えるのは脚本のせいで役者さんのせいではありません)
もったいないなぁ。

歌も格別にいいのがあったかといわれるとキツいし、アントワネットのヅラが変(特に序盤)。
ああ、この作品のいいところも探さなきゃorz


あ、衣装はよかったですよ。色合いが抑えられていて雰囲気ありました。
役者さんの技量は皆さん素晴らしかったです。
アントワネットの涼風真世さんは、顔だけでなく肌も美しいので眼福でした。歌は言わずもがな。声がヅカ時代から劣化してないし、高音も退団後よりどんどん綺麗になっていくー。

この公演、来春に再演の際にはもう少し脚本がまとまっていることを切に切に切に切に願っております。
今回のは・・・たたき台か。プレビュー公演って名前が付いてたらここまで怒らないかも(笑)

親心のような気持ちで、この作品が成長するのを見守りたいと思います。これからも成長できる作品だと思います(たい)ので。
秘密

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